課題:基本的な空間解析

 本実習では、空間データから新たなデータを計測する手法および複数の空間データの位置関係から新規データの作成や距離の計測を行います。課題1としてGISソフトウェア上で地物の大きさを計測する手法を学びます。課題2では、ベクトルデータの形状を用いて新規のデータを作成する手法を学びます。以下の手順とGISオープン教材の基本的な空間解析の教材を参考に、完成例のような地図が作成できれば、完了となります。

実習用データ

本実習をはじめる前に、osakaをダウンロードしてください。

課題②_周長と面積の計測

 GISで示される地物は、位置や形状が座標で管理されています。そのためGIS上で、周長や面積計算を行うことができます。以下の手順と基本的な空間解析の教材を参考に、を参考に、大阪市の24区の行政界を用いて、それぞれの周長と面積を算出した後、浪速区の周長と面積を回答してください。

手順

  1. QGISで、osaka_6kei.shpを読み込む。
  2. 新規属性テーブルを作成し、区ごとに周長を計測する。
  3. 同じように新規属性テーブルを作成し、各市町村ポリゴンごとに面積を計測する。
  4. 地図から浪速区を空間選択し、属性テーブルの周長と面積確認し、質問に回答する。

課題③_データの形状や属性を用いた解析

 この実習は、解析に必要な範囲を求め、新規レイヤとして抽出するものです。GISでは、ベクトルデータの保持する形状、位置、属性等の情報を用いることで特定の条件にあった新規レイヤを抽出することができます。以下の手順と基本的な空間解析の教材を参考に、淀川が流れる区のみを抽出し、完成例のような図を作成してください。  

完成例

kadai

手順

  1. river_s.shpから淀川のみを抽出して、yodo_river.shpを作成する。
  2. osaka_6kei.shpyodo_river.shpschool.shpをQGISで読み込む。
  3. 淀川が流れる市町村を選択して、名前を付けて保存から出力する。
  4. 2で出力したポリゴンをデイゾルブする。
  5. ディゾルブしたポリゴンを用いて、淀川をクリップする。
  6. ディゾルブしたポリゴンを用いて、区内の学校をインターセクトする
  7. 出力したデータを用いて地図をレイアウトする。

完成例で使用したデータ

本ページで使用しているデータの出典については、該当する教材よりご確認ください。

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