山地の地形
山地では、外的営力により、風化、侵食が進みます。その結果、重力、地震、降雨によって地すべりや、がけ崩れが発生します。これにより生じた土砂は、河川によって運搬され、平野を形成します。ここでは、国内外における主要な山地を紹介します。
山脈、準平原
大地形の教材で解説したように、世界には、ヒマラヤ山脈、アルプス山脈、アンデス山脈、ロッキー山脈(新期造山帯)、アパラチア山脈、ウラル山脈(古期造山帯)等の山脈があります。険しく切り立った山地は侵食がすすみやがて、準平原となります。準平原は、安定陸塊である楯状地等に分布しています。
新期造山帯にあたる日本では、北から日高山脈、奥羽山脈、越後山脈、日本アルプス(飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈)、鈴鹿山脈、紀伊山地、中国山地、四国山地、筑紫山地、九州山地があります。大台ケ原や吉備高原などの準平原や、阿武隈高地などの隆起準平原もみられます。次の地図を用いて、世界と日本の山脈(山地)をみてみましょう。